2019年10月号あらすじで読む名作の本棚

『わたしのせいじゃない―せきにんについて―』

スウェーデンの作家であるレイフ・クリスチャンソンが書いた作品。

1996年の初版発行以来多くの読者に読み継がれロングセラーとなっている。


教室で一人の男の子が泣いている場面から物語は始まり、

クラスメートたちは口々に

「彼が泣いている原因が『いかに自分ではないか』」を主張する。

場面は変わり、

「わたしのせいじゃない?」というタイトルのあとに、

世界が抱える大きな社会問題を示唆する写真が

キャプションなしに掲載されている。

原爆のきのこ雲

飢餓・飢饉に苦しむ子ども

戦場の悲惨さ

タンカーから流出した重油にまみれた鳥

ゴミの埋め立て地

ライフルを片手にポーズをとる少年兵士

みなさんはどのようにお感じになられますか。

New月刊武蔵野くろすとーく

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