『いつも だれかが・・・』
児童文学作家でありイラストレーターでもあるユッタ・バウアーの作品です。
入院している病院を訪ねてくれた孫の少年に、おじいちゃんは人生を振り返り話しかける。
「ぼうや、わしはなにをしてもうまくいったんだぞ…。」
自分の子供時代が、どれほど「なにか」に守られ順調であったか。
しかし、成長するにつれて上手くいかないことも理不尽なことも経験する。
それでもなお、「なにか」に守られていることを感じ、信じ、自分の人生に満足していることを伝える。
その言葉を聞き、清々しい様子で帰路に就く少年の姿が、
作者ユッタ・バウアーの素敵な挿絵とともに描かれている作品です。
ぜひ読んでみてください。
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