2019年11月号あらすじで読む名作の本棚

『いつも だれかが・・・』

児童文学作家でありイラストレーターでもあるユッタ・バウアーの作品です。


入院している病院を訪ねてくれた孫の少年に、おじいちゃんは人生を振り返り話しかける。

「ぼうや、わしはなにをしてもうまくいったんだぞ…。」

自分の子供時代が、どれほど「なにか」に守られ順調であったか。

しかし、成長するにつれて上手くいかないことも理不尽なことも経験する。

それでもなお、「なにか」に守られていることを感じ、信じ、自分の人生に満足していることを伝える。

その言葉を聞き、清々しい様子で帰路に就く少年の姿が、

作者ユッタ・バウアーの素敵な挿絵とともに描かれている作品です。


ぜひ読んでみてください。

New月刊武蔵野くろすとーく

タウン誌「月刊武蔵野くろすとーく」は、東京都調布市、三鷹市、府中市、狛江市、稲城市など多摩地域に根ざした文化情報雑誌として35年、地元の皆様に親しまれています。 毎月10,000部を発行。

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