2020年2月号のあらすじで読む名作の本棚は
『ほんとうのことをいってもいいの?』
米国ミズーリ州セントルイス在住で児童書を100冊以上執筆しているパトリシア・C・マキ
サックの作品です。
主人公のリビーは、お母さんに「馬にエサはやったの?」と聞かれ「やった」と嘘をつきました。すると、お腹が苦しくなり、涙があふれ具合が悪くなり、嘘を認め、二度と嘘はつくまいと心に誓います。
それからというもの、リビーは学校でもどこでも、思ったことを「ほんとうのことよ」と言って回りましたが、周りの人々は悲しんだり怒ったり。リビーは本当のことを言っているのにどうして一人ぼっちになってしまうのか訳が分かりません。
本当のことというのは、友人やご近所の方を悲しい気持ちや嫌な気持ちにしてしまう。
どうしてだろう。リビーは悩みます。
厳しい言い方やいじわるで本当のことを言っても、相手は不快に思うだけ。
思いやりを持って本当のことを言ったときだけ、その言葉は相手に届くのでしょう。
リビーの成長をぜひご覧ください。
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