真光書店のおすすめの1冊!
5月号は『流浪の月』です。
凪良ゆう著 東京創元社刊 定価:1,650 円(税込)
≪祝!2020年本屋大賞受賞!≫
男性同士の恋愛を描くボーイズラブ(BL)を10年以上書き続けている作者が、その枠を飛び出して描いた作品。
父親が死に、母親が家を出て、少女は親戚の家に預けられるが、従兄弟に性暴力を受け、その家に居場所はなかった。家に帰れない少女が、公園で声をかけてきた青年について行く。父母と暮らした頃のように自由に過ごした日々の中、青年は誘拐犯として逮捕され、「かわいそうな被害者」と「憎むべき加害者」となる。世間が少女に貼るレッテルと同情は、当事者には苦痛でしかない。やがて成人した少女はひょんなことから元青年と再会する…。
実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
ぜひ読んでみてくださいね📚
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